2012年6月3日日曜日

義大病院 - 患者教育 - 腹腔鏡下減量手術


死亡
全世界の統計数字が示す減量手術による死亡率は1/200です。一般的に手術による死亡の定義は手術後30日以内の死亡ですが、本院では今まで死亡例は発生していません。

胃袋からの漏れ
創傷治癒不良、或いは手術後の不適切なダイエットにより起きますが例は少ないです。もし発生したら2回目の腹腔鏡手術をする場合がある。

2012年6月2日土曜日

災害医療の最新情報


災害医療の最新情報


最新医学67巻3月増刊号 
災害医療

要  旨

座談会 東日本大震災を振り返って

札幌医科大学      浅井 康史 
災害医療センター     小井土 雄一
東京臨海病院       山本 保博 (司会)

 座談会の内容
 ・東日本大震災:それぞれの振り返り
 ・津波と火災
 ・原発事故について など 


 小井土先生     山本先生      浅井先生


自然災害
地  震

甲斐 達朗**  伊藤 祐介*   大場 次郎*

*大阪府済生会千里病院千里救命救急センター **同センター長
要  旨
 環太平洋造山帯上に位置する日本は,地震・津波災害から逃れることはできない.毎年,M6.8 以上の直下型地震あるいは海溝型地震が発生している.地震災害では,一時に多くの外傷患者が発生するが,長引く避難生活やストレスのため,心筋梗塞などの地震関連疾患も増加する.地震災害では,医療ニーズが増加する一方,社会基盤が破壊され,日常の医療体制は機能低下を来たす.日頃から病院の地震災害準備が必須である.

キーワード
地震被害、地震長期評価、地震後疾病構造、地震関連疾患、病院災害準備

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自然災害
津  波

久志本 成 樹*1*2
*1東北大学大学院医学系研究科外科病態学講座救急医学分野 教授
*2東北大学病院高度救命救急センター センター長

要  旨
 我が国は世界でも有数の地震多発国であり,M7.5 以上の地震は数年に1度発生し,地震による被害とともに約 15 年に1回の割合で津波により多くの被害が発生してきている.津波被害を避けることは困難であり,いかに被害を最小限にとどめることができるかが求められている.東日本大震災における津波災害は,我が国,特に三陸沖を震源とする過去の災害規模を著しく超えたものではない.死者・行方不明者が負傷者を大きく上回る津波災害の典型であり,急性期におけるクラッシュ症候群への対応などはまれであった.長期にわたる内因性疾患に対しての医療支援を要した本震災の活動経験こそ,世界に活かされるべきものである.

キーワード
津波、自然災害、地震、低体温症、津波肺

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自然災害
火山噴火に対する災害対応

浅井 康文*1*2
*1札幌医科大学救急集中治療医学講座 教授
*2札幌医科大学附属病院高度救命救急センター 部長

要  旨
 過去 100 年に数回またはそれ以上の噴火があった火山活動度ランクAの火山は,有珠山,三宅島,雲仙岳など 13 ある.噴火活動を起すエネルギーは強大で,起きた場合には,火砕流などの被害を最小限にくい止めるために,火山情報に基づいて予知を行い,適確な警告に従って避難するしかない.その際,多数の重症熱傷患者,また重症外傷症例に対しては,広域航空医療搬送体制の構築が必要である.最近の代表的な火山噴火である,雲仙普賢岳,有珠山,三宅島を中心に述べた.

キーワード
普賢岳、有珠山、三宅島、火砕流、広域航空医療搬送体制

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自然災害
台  風

和藤 幸弘
金沢医科大学救急医学 教授

要  旨
 風水害とは強い風と雨が同時に発生してもたらされる災害で,我が国では主に台風によって引き起される.また,我が国では風による被害より,雨による被害のほうが大きいのが普通であるが,強い風を伴うために,高潮や高波による被害が発生することもある.
 最近では,2011 年9月に台風 12 号が,東紀州地域に死者・行方不明者 92 人の大きな被害をもたらしたのは記憶に新しい.
 しかし現代においては,気象観測技術,情報通信の発達によって,台風は現在の地震のように不意に襲来することはない.台風に関する知識のもとに警戒することで,被害は軽減できると思われる.

キーワード
台風、風水害、台風年表

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自然災害
旱魃と飢饉

國井  修*
*(元)長崎大学熱帯医学研究所 教授

要  旨
 日本および世界では多くの旱魃や飢饉が発生し,特に5歳未満児に多くの超過死亡をもたらした.旱魃は天災で飢饉は人災と言われ,旱魃などによる食料不安が発生しても,飢饉に至らぬよう,早期に食料,栄養,保健医療,水衛生対策を講じる必要がある.特に,重度栄養不良には適切な治療栄養,感染症の予防・治療が重要である.今後,日本また世界でも,旱魃・飢饉は想定外の災害ではない.過去から,途上国から学ぶ必要がある.

キーワード
旱魃、飢饉、栄養不良、感染症、緊急支援

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2012年5月31日木曜日

NHK「ここまで来た!うつ病治療」 : 健康増進法ブログ


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2月12日のNHKスペシャルは「ここまで来た!うつ病治療」という特集でした。

日本には100万人の患者がいると言われる「うつ病」。かつては"こころの風邪"などと言われましたが、現在は心の病ではなく脳の病だと、脳科学の進歩で解明されつつあるようです。

そして、うつ病の治療は抗うつ薬による治療が常識でしたが、この治療法も変わりつつあります。

今回のNHKスペシャルは、アメリカでの最先端のうつ病の治療法を紹介しながら、日本でも始まった従来の医師の経験による問診と投薬の治療から、脳科学を利用したより的確な治療への変化を追跡しました。

アメリカでは、うつ病に対する抗うつ薬は3人に1人は効果がないというデータがあるそうで、すでに脳科学を取り入れた治療が普及しつつあります。

その代表的な治療法が、『TMS』(経頭蓋磁気刺激)というものです。

2012年5月19日土曜日

なまバレエ!!|マトリョーシ子のブログ


最近ストレスかプレッシャーか、

食欲不振が続いた、私です。

なんとなく毎日胃が痛い日々!

そうこうしてる間に5月が終わる~!

びびる~∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

毎週土曜日の楽しみ、

バレエは相変わらず続けています^^

2ヶ月通って、

だいぶバレエシューズの皮がなじんできました♪


そして日曜日、

念願の、初生バレエ!を見に行きました~♪

2012年5月18日金曜日

NHK「ためしてガッテン」、-「うつ病よサラバ!脳が変わる最新治療」- (第3版): カウンセラーこういちろうの雑記帳


 最近のNHKの、ほとんど畳み込むような、うつ関連の番組の連発には敬服するしかない。

 今回は、のっけから、

 「うつ病は心の風邪」

という、あの、よく使われるキャッチフレーズに対して、実際の鬱病の患者さんたちの多くが、いかに違和感を感じているかを、調査結果に基づき紹介することから開始した点は買いたい。

 つまり、「ツカみはOK!!」だったとは思います(^^)

 なぜなら、うつ病の治療は、風邪薬を飲んで静養していれば、特別な場合を除いて、長期の場合でも1,2週間で回復するようなわけにはいかない。

 何回も途中で調子を崩したり入院したりして、数年以上闘病している人もたくさんいるからである。

 私も、この、「心の風邪」という言い方がはっきりいって嫌いな人間である。

 この番組では、この言い方は、「誰もが欝になる可能性がある」ということ以上に、

「病院の門をくぐるまでに迷ってしまう人たちに、早期に受診してもらうため」

のキャッチフレーズであるに過ぎないことを強調していた。

 もとより精神科や心療内科に通い始めることを躊躇したまま頑張っていると、欝の回復が長引いてしまうことは確かだ。

 「このくらいのことでホントに病院に行ってもいいのか?」と迷いを感じるくらいのタイミングで受診するほうが、経過はいいのである。

 このことは、「こころ相談.com」の私へのインタビュー記事でも述べさせていただいたとおりである。

 ・・・・・しかし、やはり思う。

 もはや、「うつ病は、心の風邪」というキャッチフレーズよりも、もっとましなものが普及すべきであるとは。

 私ならば、例えば、

「無理のし過ぎで、脳が消耗しすぎて、脳のある特殊なエンジンオイルが切れて、脳のピストンも歯車も痛みかかっている状態です。そう簡単にはその特殊オイルを補給することもできないようなものでして、歯車やピストンも一度動かすのを止めて、メインテナンスに出して磨きなおす必要があります」

などと言ってみるかもしれない。

 番組の前半は、この「心の風邪」という言い方への違和という問題を鍵として、相当な密度で展開して、満足度は高かった。

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2012年5月16日水曜日

「幼児期の亜鉛欠乏と自閉症スペクトラム障害との関連」論文への評価は低い - ベムのメモ帳Z


[自閉症]「幼児期の亜鉛欠乏と自閉症スペクトラム障害との関連」論文への評価は低い

Nature Japanのサイトに「注目の論文」として、「幼児期の亜鉛欠乏が、自閉症の発症にエピジェネティックに関与する可能性と、栄養学的な取り組みによって、その治療と予防に対して新たな希望がもたらされる可能性を示唆している」という論文を紹介しています。

■幼児期の亜鉛欠乏:自閉症スペクトラム障害との関連-Nature Japan

Googleニュースが「自閉症」のキーワードで拾ってくるのでご覧になった自閉症関係者も少なくないと思います。著者4名のうち3名は、自閉症関連でしばしばネット広告を目にする「ら・べるびぃ予防医学研究所」の人たちであるとしています。この「研究所」は毛髪検査などをしてサプリメントの摂取やキレート療法、デトックスなどを勧めている、要するに一言でいえば代替医療の業者です。

こんな怪しい業者のなんだか胡散臭そうな論文が、査読の厳しい権威ある科学誌Natureに!?と一瞬思ったのですが、よく見るとわかるとおり掲載されたのは「本物」のNatureではなく、Scientific Reportsという姉妹誌。この姉妹誌は査読がゆるいことで有名なのだそうです。

2012年5月13日日曜日

高原医院ホームページ


▶ 腰痛

▼ 腰痛

腰痛は、日常生活の中で非常に多くみられます。男女の区別はなく、若者からお年寄りまで幅広くみられる訴えです。その原因は多種多様ですが、最も一般的な原因は、腰を支えている背骨、背骨と背骨の間でクッションの役割をしている椎間板、そして背骨をつないでいる椎間関節の加齢に伴う変形によるものです。
その他、腰痛の原因となる疾患として、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離症・腰椎辷り症、骨粗鬆症などがあげられます。特に骨粗鬆症によるものは、時に強い腰痛にて寝たきりとなってしまうことがありますので、早期診断・早期治療が大切です。
また稀ではありますが、悪性腫瘍の腰椎転移や内臓の病気も原因となります。いずれにせよ、腰痛の治療に際しては、初めに的確な診断が必須ですので専門医の受診をお勧めいたします。

▶ 頚部痛・肩こり

▼ 頚部痛・肩こり

首の痛みや肩周辺の慢性的なコリ、腕や背部にかけての痛みやしびれを訴えるものを総称して「頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)」と呼ばれたりします。
原因は、筋肉疲労や関節の炎症、加齢性変化による首や肩の変形などが挙げられます。疾患としては頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症、頚椎後縦靭帯骨化症などの疾患が原因となっていることがあり、放置した場合手足の麻痺をきたすような重篤な症状へと進行していくこともあります。従って、症状が持続する場合は必ず専門医を受診し原因の検索を行うことが必要です。

▶ 上肢痛

▼ 上肢痛

頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症、頚椎後縦靭帯骨化症などの頚椎の病気が原因で頚の神経根(脊髄から出た神経の枝)が圧迫され、上肢の痛みを生じることがあります。この場合、頚を後ろに反らせたり、左右どちらかに傾けることにより症状が悪化する場合があり、肩甲骨の内側に痛みが走ることもあります。頚椎装具、薬物療法、牽引療法、ブロック療法などの保存的治療で多くは改善します。その他に、肩関節周囲炎(いわゆる五十肩など)、胸郭出口症候群、肩手症候群などでも上肢にも疼痛をきたすことがあります。また頚髄の腫瘍や肺尖部の肺癌が頚の神経根を圧迫し、上肢の疼痛やしびれを生じることもあるので注意が必要です。いずれにしてもまず整形外科専門医を受診することをお勧めします。