2012年6月3日日曜日

義大病院 - 患者教育 - 腹腔鏡下減量手術


死亡
全世界の統計数字が示す減量手術による死亡率は1/200です。一般的に手術による死亡の定義は手術後30日以内の死亡ですが、本院では今まで死亡例は発生していません。

胃袋からの漏れ
創傷治癒不良、或いは手術後の不適切なダイエットにより起きますが例は少ないです。もし発生したら2回目の腹腔鏡手術をする場合がある。


減量のために脂肪摂取量

肺塞栓症
肥満症の患者は足の静脈の血液循環の不良のため血栓を引き起こす可能性がある。もし血栓が心肺の循環に侵入したら致命的な肺塞栓症を起こします。血液凝固異常症があったり超肥満の方は血栓の発生率は高くなります。それゆえに危険率を少なくするために当院の医療チームは足の加圧器(コンプレッサー)を準備します。

心臓発作
肥満患者は高脂血症があり動脈硬化を起こしやすい。心臓発作を起こしやすく、手術前に一連の心血管検査を行います。もし血管の閉塞が見つかれば一般的には心臓疾患の治療を先にするよう勧めます。


耳の痛み扁桃アダルト

胃腸管出血
手術で胃腸管の切開と吻合をするので手術後胃腸管から出血した場合がある、黒便や血便が出ますのでこのような状況は通常入院治療することになります。一般的には薬物の服用でも解決できます。

肺炎
腹部手術をした患者は痛みのため活動力が低下してますので痰を綺麗に取り除くことが難しく肺炎や無気肺となります。但し、腹腔鏡手術の患者はベッドからすぐ下りられるようになりますので例としては稀少です。


頭痛、立ち上がりと歩行時に

腸閉塞
之は腹部手術患者誰にでも発生する可能性がある。癒着と内ヘルニアにより発生しますが腹腔鏡を使うと殆ど発生しません。

吻合部からの漏れ
胃腸管の切開と吻合においては手術後に僅かですが漏れが起きます。腹痛や発熱があり動悸が激しくなります。一般的には再手術の可能性は1%以下です。

吻合部狭窄
通常は胃と小腸の吻合部に発生します。流動食でも嘔吐する現象が起きます。通常は胃カメラを使用する拡張術でこの症状をなくします。一般的には発生率は5%以下です。


バンドの感染
胃を縛っているのはシリコン製のバンドですので異物ですから時により感染症を起こします。その場合はバンドを取り除き後日再手術を行います。



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